エルヴィス・コステロ「声がイケてないと知ってた」?名曲「アリソン」誕生秘話も

ニュース

エルヴィス・コステロ(Elvis Costello)は「自分に声の才能がないのはよくわかっていた」。アップルミュージックのゼイン・ロウ(Zane Lowe)の番組で語った。

数々の名曲を生み出したエルヴィス・コステロ。ファーストアルバム『My Aim Is True』に収録された「Alison」は多くのミュージシャンにインスピレーションを与えてきた。「作家というより観察者の視点だよ。マーヴィン・ゲイ(Marvin Gaye)のようにはなれないだろうって思ってた。彼みたいに歌えないし、恋愛対象にもなれないからね。声の才能を授かっていないことは十分理解していたよ。僕は昼興行のアイドルじゃない。本当っぽく聞こえないかもしれないけど。それで思ったんだ。写真の隅っこに写っている人のために曲を書いた奴はいるのかなって。他の男と一緒に去っていく女性をただ見ている人間の心境だよ」

「もしスモーキー・ロビンソン(Smokey Robinson)が『Tears of a Clown』を歌えるなら、僕だって同じ視点から『Alison』を書けると思った。僕が崇拝する人たちみたいに澄んだトーンやエモーションで歌えなくてもね。音楽的なことを言うと『Alison』のルーツはたくさんのR&Bソングから来ているんだ。特にサビで細かく動くところはザ・スピナーズ(The Spinners)だね」とコステロ。

また「Watching the Detectives」についてもコメントしている。「77年の夏に書いたんだ。当時、ほとんどの人にとって、ロックンロールとレゲエはまったく別物だったんだけど、ザ・クラッシュ(The Clash)がそれを一緒にして即効性のあるものにしたんだ」。印象的なドラムフィルはスティーヴ・ゴールディング(Steve Goulding)によるものだが、「ピート・トーマス(Pete Thomas)は僕と44年も一緒にやってるんだけど、『あのドラムが大好き』って言われるたびに発狂しそうになってるよ。彼には彼なりの叩き方があるからね」とのこと。

ポール・マッカートニー(Paul McCartney)やバート・バカラック(Burt Bacharach)と共作した際には「自分からコラボしたいなんて言えないよ。ポールから誘ってもらって15曲作った。『Veronica』と『My Brave Face』は大ヒットしたね。何年か一緒にやらせてもらって、それからバート・バカラックと映画のために曲を書く機会があったんだ。ポール・マッカートニーと共作した上に、もう1人のソングライターとも曲を書けるなんてね。子どもの頃から、文字通り裏から表、すみずみまで彼らの曲は知り尽くしてるんだ。バートと共作しないかって聞かれた時には、わかるだろ。全宇宙が回転し始めたみたいだった」

この他にも貴重なエピソードを披露している。

タイトルとURLをコピーしました